腰から先に乗り、振袖の場合は両袖を必ず持つようにします。腰をおろすときには座り方のポイントと同じようにひざの裏側に手を入れて後ろの裾をふまないように気をつけます。腰をおろしたら、上前をおさえたままで両足をそろえて回転するように車内へ。 帯がつぶれないようにシートに浅く腰かけます。車中では斜め横向きになって、前の席に手を置いて身体を支えていると安定しますし苦しくありません。降りるときは、袖に注意して両足を揃え、上前を押さえて車外へ。 このとき、ヘアをアップスタイルにしていたり、大きめの髪飾りをつけている人は、頭にも注意が必要です。 |
トイレに行くときにもあわてないで、きものの上前、下前、長襦袢の上前、下前、裾よけの・・・・・・と順序よく上に持ち上げていけばOK。このとき、まず袂を“帯締め”の下にはさんでおけば邪魔になりませんし、手を洗うときにも袖をぬらすことがありません。洗面の鏡の前では、衿元が乱れていないか、はさんでいた袂をはずしたときに帯締めがゆがんでいないかなどをチェック。 くるりと後ろを向いて裾を持ち上げたときに帯の形がくずれていないかなども見て、直しておくようにします。このとき、もし着くずれに気づいたら、後の「着くずれSOS」のページの知識を参考に自分で手直ししてみましょう。 |